2013年1月30日水曜日

Connectはつまらなかった。

「僕は友達が少ない Connect(コネクト)」を読んだ感想は、「本当にこんなもの商品にしていいと思っているのか・・・」だった。

「僕は友達が少ない」は、2009年より始まった平坂読(ひらさかよみ)のライトノベルで、イラストはブリキ。2013年3月の段階でconnectを含めて9冊が正編として刊行されている。後はアンソロジーや漫画、外伝的漫画、TVアニメ(&DVDとブルーレィ)、そしてTVゲームへとメディア展開している。大変な人気である。

あらすじは、転校生で、いつまで経っても友達ができない羽瀬川小鷹(はせがわこだか)が、同じクラスで同じく友達のいない三日月夜空(みかづきよぞら)と、友達を作ることを目的とした部活、隣人部(りんじんぶ)を作り、そこに集まった者との日常を描くものだ。

で、話は戻って「僕は友達が少ないConnect」はこの作品の正編の9冊目として刊行されたもので、主人公の一人称で語られる正編では描きにくいサブキャラクターの設定や日常を人称や視点を変えて語る・・・、というもの。

正直、こんなもの昔は公式ファンジンに作者が寄稿したり、作者自身が同人誌で出したり、今じゃ作者公認ホームページに掲載されるべきものだ。

主人公の視点じゃ描きにくいものを書く?それを工夫して書くのがプロってもんだろう?いくら人気作だからって、プロ失格のシロモノを市場に流通させて恥とは思わんのか?

・・・まぁ、いままで読んできたから次の巻がでたら買うが、作者に対する印象はすこぶる悪くなったな。

2013年1月20日日曜日

はたして神や仏は存在するのか?

オウム真理教事件が起きた時、日本の仏教界は、「オウムは仏教ではない」としきりにいっていたが、ツギハギな上に、安直なオカルトまで取り入れているとはいえ、オウムが仏教の影響が色濃い宗教だったのは明らかである。むしろ、「仏教ではない」といって、オウムに救いを求めた多くの者を切り捨て、既得権益にすがろうとする者に、宗教者としての資格があるだろうか?

ところで、日本では宗教は人畜無害なものとして認識されがちだが、それはとんでもない誤解だ。多くの宗教で、教祖は社会に対して怒りまくっており、なんとなれば社会転覆を夢想している。宗教が究極のところでは、社会から阻害された者の受け皿となっている以上、教祖がはぐれものでないというのはむしろおかしい。

かくいう私も、若い頃は不器用で、宗教に救いを求めたことがある。

仏教なら無害だろうと門戸を叩いたある仏教系の宗教では、信者がみんな目がイッちゃってて、身の危険を感じて逃げた。

次は天理教に行った。教義は真面目に覚えなかったが、毎回集まるたびに聞かされる“ありがたいお話”の内容があまりにも能天気なので、あるときから話が終わって雑談する時間になると、論理的、科学的に“教え”に反論するようになっていた。ここで気付いたのは、本物の宗教の信者は普通の人ではない、ということだ。信者の人は、ある程度までは私の話を聞いてくれるが、ここまでくれば論破だ、と言うところまで来ても、なぜか、“教え”の方に思考が後退してしまう。これは本当にシュールな言動で、これを文章にして伝えるのは不可能に近い。このあたりで、もうこれはついていけないな、と思い天理教からも私は去った。

今の私は、いかなる神も、また、いかなる宗教も信じていないが、世の中には人智の及ばない“力”が働いているというのは信じる。これは、ギャンブルをやる人なんかの方が良く感じているのではないだろうか?“ツキ”というものは確かに存在するのだろう。

2013年1月6日日曜日

温故知新って言葉があったな。

先に、「恵美須町駅」に行った話を書いたが、あれに続けたら文章が無駄に長くなるので分割した。

私は、いい年齢の中年だが、未だにアニメなんぞ見ているヲタクである。さすがにDVDソフトを買うほど“濃く”はないが、何本もアニメを録画して追いかけている。

だけど、今日、恵美須町(というかでんでんタウン)で、「新作アニメ追いかけるのやめようかな・・・」と思う経験をした。

その経験をした場所は、とてつもなくでかいCDショップ。いつものようにアニメやゲームミュージックの置いてあるコーナーに向かうと、カルチャーショックを受けた。もう古い(と思い込んでいた)作品のCDが棚にわんさかある!「サクラ大戦」の一作目のCDなんて、「消費税改正前の商品です」なんてシールが貼ってあるじゃないか!

そう、重要なのは「新しいか否か」ではなく、「面白いか否か」。そしてなにか心に残ればその作品は自分にとって無上の価値を持つ。

自宅の近所のアニメショップは狭いので、新しいものしか置いていなかったので、こんな単純なことに気付けなかったのだ。

しばらくは評判の良かったアニメをレンタルビデオで見ていようかな。今やっている作品のどれが良かったかなんて、後になれば簡単に知られるんだから。

でんでんタウン。

大阪市営地下鉄の恵美須町駅に行ってきた。ここへ来たのはひさしぶりだ。昔はことあるごとに行っていたのに・・・。今日、行ったのは「あること」の再確認のためである。

恵美須町駅は、ちょうど、「でんでんタウン」の真ん中に出口がある(出口にもよるが)。「でんでんタウン」とは、大阪の難波から動物園前付近まで続く電気街であり、ちょうど関西版「秋葉原」でもある。一般の大型電気店のあいだにマニアックな商品を扱う店がひしめいている。

昔はここへ降り立つだけではしゃいだものである。なぜなら、私はヲタクで、マニアックな商品に目がなかったからだ。

しかし、今回、マニアックな店を巡回してもちっとも血が騒ぐことはなかった。そう、私はもうマニアの血が冷めてしまっているのだ。今でもマニアックな商品を買わないとは言わないが、Amazonで容易に手に入る程度の商品で満足してしまう。マニアックな店で、目を皿のようにして商品を物色するほど熱い血はもう身体に流れていない。

・・・わざわざ電車賃を払ってまで確認しなきゃならなかったのか疑問だが、有意義な一日だった。

2013年1月3日木曜日

私はお酒が好きじゃない。

私もサラリーマンである以上、付き合いで飲まなきゃならないことがあるが、仕事は好きでやっているわけではなく、生活のためにやっているに過ぎないから、仕事に対する考え方とか聞かれても困る。得意先のイヤな奴とかの話題なら盛り上がるんだけどね。

それにしても、酒量が減った。若い頃は一日でウィスキーボトル一本とかいけていたのだが、その調子で飲んでいたら、ある日、とてつもなく体調が悪くなり医者へ行った。そうしたらなんとガンマGtpが1,000を越えて(嘘だと思った人もいるでしょうが紛れもない事実です)いて、医者から、「死にたくなければ断酒しろ」といわれて断酒し、それからしばらくした今は肝臓もすっかり良くなり、ビールや酎ハイを付き合い程度に飲むくらいなら大丈夫になっている。

断酒に成功したのは、もともと私がお酒があまり好きではなかったからだ。酔った状態の気持ちよさを求めて飲んでいた。だから安くて量の多い酒を、これまた安物のツマミで流し込んで酔っ払って満足していた。

だから会社仲間以外、友人なんかとの飲み会も苦手だ。一人でガンガン飲むわけにもいかないし、お酒は美味しいと思わないし、口が軽くなるほど飲むにしても結構な量を飲まなければいけないからだ。

いっそ、医者に警告されたとか言って、ことごとく飲み会を断るようにしようか。