私にはよくわからないのだが、どこかの偉い人がインターネットの世界に秩序を与えたのか、最近では、なんとなくネットサーフィンをしていて詐欺情報に出くわすなんてことはなくなった。今じゃ、自分から進んでアヤシゲな情報を検索したりしない限り詐欺情報には滅多に出くわさない。
これは少し前なら違った。少し前のインターネットはまさに無法地帯。意図せずに詐欺情報にアクセスし、免疫のない人でお金を巻き上げられた人は数多くいただろう。
だからといって、インターネットから詐欺が消えたわけではない。それどころか法人を構えた連中が堂々とネット内で詐欺を働いている。しかも法的には合法なので話はややこしい。
その詐欺は、情報商材と言われる読み物として、それを販売するアフィリエイト・サービス・プロバイダー(ASP)が、アフィリエイター(ASPと契約した販売者と考えて間違いないです)と契約して売らせている。
とにかく、この「情報商材」、パソコンが良くわからなくて、「色んなことができる機械」だと思っているアマチュアや、かなりネットビジネス経験のある者まで、いろんなランクの人に合わせた宣伝ページを駆使して売りまくっている。もちろんほとんどの「情報商材」はただの与太話に毛が生えた程度のもので、実用には耐えない。
ただ、誤解される前に先回りして言っておくが、「情報商材」のなかにはいいものもあるにはあるし、内容もネットビジネスに限らず、ダイエットや恋愛テクニックなどもある。ただ、売れているものはほとんどがネットビジネスで、これがほとんど詐欺だということだ。
「情報商材」は高額なものが多いので、おいそれとは買えない。そこで多くの人が頼りにするのが、アフィリエイターが運営するブログやホームページである。ここでお勧めされている「情報商材」を買えば間違いない・・・、というのは甘い。
アフィリエイターの多くは詐欺師なのだ。彼らは、利益率が高い「情報商材」を売るためならどんな嘘でも平気でつく。
副業○版、インフォ○ャパン、インフォ○レンド、インフォ○イント、インフォ○ストラン・・・、他にもあるかもしれないが、先に挙げたASPの商材を評価するアフィリエイターの言うことは眉にツバつけて聞いたほうがいい。どこもろくな「情報商材」をあつかっていないからだ。
ちなみに、Yahoo!オークションの「情報」カテゴリー(大カテゴリー「その他」の一部にある)は、この情報商材業界のミニチュア版。はっきり言って出品物はみんな嘘。まだ1,000円位で嘘情報を売っている者は可愛げがあるが、何十万も取るやつが本当にいる。なぜYahoo!はこんなひどいカテゴリを放置しているのだろう。
そして私は、なぜ、「情報商材」が社会問題化しないのか不思議で仕方がない。
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